Kaho Tashiro-ya
パン屋さんのあんぱんにそっくりな見た目からは想像できない食感に楽しい「天ケ瀬あんぱん」。4代目の田代啓介さんが修行先で作っていたお菓子を参考に、おみやげの新定番になればと令和3年(2021年)に考案。タピオカのでんぷん粉を使った生地のもちもちした食感が特徴です。高温にせずじっくり焼き上げるがポイント。(1個:240円税込)
開湯1300年の湯の里・天ヶ瀬に「田代屋」がオープンしたのは昭和27年(1952年)のこと。以来、地元産の山芋とそば粉でつくるしっとりもちもちの「そば饅頭」や名産のしいたけをかたどった最中「しいたけっ子」が人気を博してきました。令和2年(2020年)の水害では大きな被害を受けましたが、翌年にリニューアルオープン。杉の木をふんだんに使った店内には、3代目店主・田代信二さんがつくる伝統の味と、4代目を受け継ぐ啓介さんが考案した上生菓子や「天ケ瀬あんぱん」「葛もちアイス」などの新商品が仲よく並んでいます。
しっとりとした浮島の中には、香り豊かでほんのりしょっぱい桜葉の塩漬け。そこに、ふわっと儚く溶ける淡雪羹ともち米をアクセントに加えたなめらかなみぞれ羹を重ね、目にも舌にもうれしい艶やかな1品。
黒糖入りの皮の中に十勝産あずきのこしあん。カリッとこうばしい揚げ饅頭。